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ホタルの里日記
平成14年4月23日

○山菜の季節
 下の写真はタラノメとウリッパ(ウルイともいう、正式名称はオオバギボウシと思います)です。
 私はウリッパが大好きです。お店に出ている野菜にはない食感があります。茎の部分を食べるのですが、噛むときのキュキュという歯ざわりがなんともいいのです。味噌汁の具にしたり、お芋との煮っころがしなどにして食します。あるとき、中軽井沢の料理屋で、茎と葉がついた、若いウリッパのテンプラがうやうやしくお皿に盛り付けられて出てきました。ウリッパも高級料理になってしまったのかとちょっとびっくりしました。
 もっとも今では都会のスーパーなどでも売っているという話を聞きました。どこかで栽培しているようです。そういえばタラノメも栽培されて出荷されていますね。でも栽培物は味に癖がなくなるようです。

 タラノメもウリッパも昔は近所の山でたくさん採れましたが、今は普通の人が山に入って収穫するのは難しくなりました。
 これらの山菜はホタルがそうであるように、里山に住む人間の営みと深い関係があります。
 昔は冬になると炭焼きをするために、ナラなどの木を切り出していました。その後に、タラノキは育ちます。今は炭焼きなどほとんどしなくなりましたので、タラノキは非常に減ってしまいました。
 ウリッパも山の下刈りをするとその後に生えてきます。
 今は山の下刈りもしなくなっています。


タラノメ(もうちょっとで食べごろ)



ウリッパ(食べるにはまだ小さすぎる)


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