直線上に配置

ホタルの里日記
平成14年4月24日

○にぎやかな夕暮れ時
 今日は天気も良かったので、夕方7時ごろ、ホタルの里に自転車で出かけました。オオジシギ(別名、カミナリシギ)の鳴き声や急降下のときの羽音を頭の上で聞いてみたかったのです。

 ホタルの里への橋を渡ったときのことです。80ヘクタールの水田地帯(ほとんどが休耕田ですが)の上空を悠々とおおきな鳥が飛んでいました。おそらくアオサギかダイサギでしょう。もうやってきたようです。

 水田地帯は一帯がカエルの鳴き声で埋め尽くされています。
 ケロケロとかまさにカエルですっていう鳴き声以外に例の小鳥のさえずりのような「いい声」も聞こえてきます。

 そしてホタルの里の中央部に行きました。オオジシギが数羽、競って騒いでます。まさに頭の上でバタバタバタ(?)と急降下もしてくれました。

 はじめてこの音を聞いたのは数年前、ゲンジボタルを見に行ったときでした。
 いったいなんの音なんだろうと、そのときは怖いやら、気味悪いやら、ただ驚くだけでした。
 今では、オーストラリアから渡ってくるオオジシギの騒ぎと知り、その音を楽しんでいます。


 散歩を続け、先日ホタルの会で水を張った池を見に、ホタルの里の南側に向かいました。
 ホタルの里の南側には、八風山から連なる山があります。その頂上は岩が垂直に立っています。そこはおそらく猛禽類の棲みかです。昨日も朝方(8:00−10:00)、岩の上を数羽の猛禽類が旋回していました。
 そこから奇妙な鳴き声が聞こえました。ホエザルの鳴き声のような声がです。そのほかにもなんだか分からない声が聞こえます。
 ちょっとジャングルの中にいるような錯覚にとらわれました。
 そしてフクロウもその山の中で鳴き出しました。南の山にもフクロウが生息していそうです。
 
 (ホタルの会で借上げて、先日水路補修をし、水を張り、しろかきをして水が漏らないようにした)池に着きました。カエルの声が一段と大きく聞こえます。すでに相当数のカエルが棲みついています。
 突然、バタバタバタと大きな音。(たぶん)カルガモが数羽、驚いて飛び立った音です。ぼくもびっくりです。
 カルガモもこの池を夜の休息場所にしたようです。 

 ホタルの里の夕暮れ時は一番にぎやかで、生命に満ちていました。


猛禽類の棲みか



孵化したおたまじゃくし


直線上に配置