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ホタルの里日記
平成14年4月27日

○艶っぽいキジ
 ホタルの里と周辺の森との境界付近の草原ではキジをよく見かけます。
 普段何気なく見ているのと違って、カメラを通して見たキジはとってもきれいでした。羽には艶があり、りっぱな体格をして、堂々と餌をついばんでいました。オスの赤い肉だれは、春が一番立派だそうです。
 メスもどうして、派手さはないけれど艶やかです。
 このオスは2羽のメスを引き連れていました。キジは一夫多妻かもしれません。そもそも軽井沢ではオスが少ないそうです。軽井沢には狩猟が認められている場所があり、オスに限り獲ってよいのがその理由らしいです。
 
 ところで、キジの習性に関することで、すごく印象に残った体験があります。
 私が小学生の頃、父親が付近の草原で草刈をしていたときのことです。キジのメスがそこで卵を抱いていて、そのすぐそばまで草を刈ったのにメスは逃げずに卵を抱きつづけていたのです。あやうくそのメスを刈ってしまうところでした。
 そのあと私はそのメスのすぐ近くで(おそらく1メートルぐらい離れた場所で)メスが卵を抱く姿をじっと眺めていました。いっこうに逃げようとしませんでした。
 キジの母性本能ってすごいですね!




  
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