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ホタルの里日記
平成14年5月6日

○里山の証
 軽井沢はカラマツ林が良く知られていますが、それらは比較的最近植林されたもので、発地付近の里山ではコナラやクリなどの落葉広葉樹にウラジロモミなどが混ざった混交林が本来の姿です。

 里山の木々は下の写真のように、根元から枝分かれしています。理由は10数年おきに伐採されて、炭焼きにされたからです。
 コナラなどは根元から伐採されても、そこからまた何本もの芽が出て、10数年で直径10センチぐらいの炭焼きに適した太さになります。
 (ちなみにタラノキは伐採された後に良く出ます)

 里山の木はまた、プロパンガスが普及するまでの貴重な燃料でもありました。

 里山は燃料、山菜、お米などを供給し、循環型の自給自足に近い生活をつい最近(昭和20年頃?)まで支えていたように思います。
 炭焼きの経験者がまだ発地には何人もお元気でおられます。

里山の木




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