直線上に配置

ホタルの里日記
平成14年7月5日


○ゲンジボタル最終章
 今日も私が確認しただけで十数匹のホタルが出ていましたが、今までとは様子が違いました。
 十数匹の内ヘイケボタルが数匹、その他はゲンジボタルですが、その半分はメスでした。
 ゲンジボタルのメスはオスより10日ぐらい後に羽化します。
ゲンジボタルの寿命が2週間と言われていますから、メスが出るまでオスはひたすら待たなければいけません。
 その間にちょっと冒険心のある(?)オスは、羽化した水路から離れる様子が観察されました。ある発生地(非公開の水路)ではオスの1−2割がかなり遠くまで舞って行く様子が観察されました。一部は水路もないのに、200メートルぐらい離れた人家の庭先まで到達しました。

 ところで今日は、交尾の様子や産卵しているメスにも出会いました。
 交尾時間は長く(1時間後まだ交尾中でした)、オスはじたばたしても離れることができません。

 交尾したのち、メスは何回かに分けて、あちこちで産卵するようです。

 ところで、昨年は水路ができて1年目でしたので、目撃したメスは1−2匹でした。今年は私が確認しただけでメスが6匹いましたので、来年は単純計算で今年の3−6倍のゲンジボタルを見ることができるかもしれません。
 今年のピークが40−50匹でしたので、来年は100匹ー300匹の発生が期待できそうです。

交尾中のゲンジボタル


産卵中のゲンジボタル


ゲンジボタルの卵



直線上に配置