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ホタルの里日記
平成14年12月10日


○雪に群れるスズメ
 餌場の周りにたくさんのスズメが群れていました。雪のせいでさすがにその数を増しています。
 こんなに集まると、常連のヤマガラやシジュウカラは近寄れないかもしれません。

○タヌキの死因
 ところで昨日死んでいたタヌキの子供は病気にかかっていました。6月12日の日記で紹介したタヌキのように毛がかなり抜けており、これが死因の一つと思われます。
 病名はカイセンと思われます。カイセンはヒゼンダニが皮膚に寄生し、猛烈なかゆみをもたらす感染病だそうです。約十五年前から全国に広がり、軽井沢でも10年ぐらい前から目立つようになっています。
 はじめはキツネがカイセンにかかり、相当数を減らしました。病気がはやる前はあちこちでキツネやタヌキを目撃したものです。

 カイセンが流行る原因は、個体の密度が濃くなり、互いに接触する機会が増えることにあると言われています。
 もしかしたらあちこちで人が餌付けして集まったり、あるいは人が捨てたゴミ置に集まったりして個体が必要以上に接触し、病気が広がったのかもしれません。
 カイセンは人とのかかわりの中で広がった病気と言われているようです。


雪に群れるスズメ






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